【ゲンジボタル】 

【学名】Luciola cruciata

【分布】
 本州・四国・九州に分布する日本特産種

【特徴】
 体長12〜18mmほどで、ヘイケボタルよりも少し大きい。胸部に細い十字型の黒い模様があることでヘイケボタルと区別できる。オスは腹面の第6、7節が発光するが、メスは第6節のみが発光するので識別できる。
【生態】
 成虫は5〜7月頃に発生し、日没後、オスが葉の上などで点滅するメスの光りを探す。成虫は10日ほどで死亡する。卵は約30日でふ化し、幼虫は水中に入りカワニナを食べて成長する。幼虫期間は個体によって異なり、10ヶ月〜2年の水中生活をする。幼虫は4月中旬に上陸し、地中でさなぎになる。
【生息域】
 流れが緩やかで、水のきれいな川に生息。カワニナが生息し産卵に適した植物があること。


      

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